サチエちゃんの怒りがようやく収まり、話題は「仕事中に生理になった時どうしているか」に移った。


サチエちゃんはタンポン派だという。私は、あの毛羽立ったものを膣に押し込むのがどうしても苦手で、タンポンを使用したことがなかったし、これからも無理だ、と言った。
するとサチエちゃんはひどく不思議がった。じゃあ一体どうするのか、と。


実は、私は、子宮を自在に操ることが出来るのだ。(良い子は決して真似してはいけない。)

「ええ、それどういうこと?」

「歌があるんよ」

「歌??」

「しーきゅうよとーまーれ♫しーきゅうよとーまーれー♫いーま出る時じゃなーいーぞー♫」

(訳:子宮よ止まれ(生理の血)今、血が出るべき時ではない)

とモデル前に歌うと、本当に生理の血が授業の間だけは出ないのだ、と言うと、


サチエちゃんがびっくりした顔で私をまじまじと見ている。


彼女の瞳の奥が何やらまたメラメラと燃えている。


ちょっと、ミャー子ちゃんって面白い人ねえ!あなた面白い人だわ!!」


サチエちゃんの中でまた何かヒートアップしたのか?


「ねえ、あなただったら、ホステスに向いてるわよ!!皆を盛り上げるのにいいキャラクターだわ!!」


注意深い読者ならご察しだろうが、もちろん私はホステスなんかに向いていない。場を盛り上げたことも人生で一度もない。


そのことを言うと、

「いいえ、そんなことないわ!!私、今ホステスのバイトしてんのよ!明日ママにミャー子ちゃんのこと言っといていい?」


話が早すぎる。


「いや、無理だよ!ホステスなんて!」

「やってみたらいいわよ!絶対向いてるわ!」

と押し切られてしまった。



翌日そのママとやらから電話があった。


私は、タバコの煙の中で仕事をするのが嫌だったので、「お客さんもホステスさんもみなさんタバコ吸うんですか?」と聞くと、なぜかそのママが急に怒り出した。

「はあ?あんた当たり前でしょ。ふざけんじゃないわよ。」

と言われ、話はそれでおしまいになった。


そんなにキレる事を聞いただろうか。


「吸ってる人多いわねー。タバコ無理だったらちょっとホステスは向いてないかもね」ぐらいの返事でもいいのではなかろうか。


2、3時間くらいして、サチエちゃんから電話があった。ひどく申し訳なさそうな雰囲気だった。

「ごめんね、ごめんね」と彼女はしきりに謝っていた。


続く


登場人物は実在の存在ですが、プライバシー保護のため仮名にしてあります。



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